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「あんぜんなばしょ?」
「そう。しかし、学者たちの予想に反して、マングースはハブを喰らうことはなかった。それどころか、ヤンバルクイナをはじめとする貴重な在来種を襲っていることが後の研究で明らかになった。」
僕は懸命に理解しようとした。僕は父さんの、彼の、僕へ関わろうとする時の態度が、とても好きだった。
どうしてなのか、当時はよく分からなかった。嬉しいという感情に近かったのかもしれない。
大人になってから、いやまだ大人になれているかはわからない、けど、今になって少しこの感情を把握できるようになった。
彼は、父さんは、僕を子供扱いすることなく、対等に扱おうとした。
僕は父さんを尊敬し、それに応えるように、父さんは僕を尊敬していた。
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