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指の腹が明確に硬くなりはじめた頂きを潰す。押し潰される感覚は好きだ。でも、まだ弱い。もっと気持ちいい事がある。
「クラウル様」
「どうした?」
「遊ばずに、相手をしてください」
「ゆっくりと味わっているつもりだが?」
「……もどかしいです」
多少赤くなって言ったゼロスに、クラウルは笑う。そして硬い尖りを指で摘まむと、コリコリと潰すように捻った。
「んぁ!」
走るような刺激がたまらない。下肢にも熱く鋭く響いた。息が上がる、少しクラクラする。もっと欲しいと、見つめてしまう。
「もっと、欲しいだろ?」
「…はい」
「少しずつ、素直になってきたな」
苦笑したクラウルの唇が乳首に触れてチュッと吸う。ねっとりと熱く覆われ吸われると、たまらなく腰をくねらせてしまう。舌が触れ、舐めて潰す。恥ずかしい声を抑えきれずに漏らしながら、ゼロスは徐々に快楽に身を委ねていった。
「下がおねだりをしている」
「いけませんか?」
「触れて欲しいのか?」
「……」
絶句して、恥ずかしいが頷く。触れられたらどれだけ気持ちいいか。突き抜けるような刺激と腰に重く響く痺れを予感している。
節の立つ指が丁寧に絡みついて昂ぶりを握り、上下に動く。指がカリを引っかける度にビクビクと震えてあられもなく鳴いた。中が熱くなっている。最近、前だけでは満足できなくなった。
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