【R18】満たされて(ゼロス)

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 クチュリクチュリと、いつの間にかローションまで使って後ろを解されていく。入口を広げながら出入する指の感触は何とも言えない。ムズムズと、気持ちいいような違う様な。 「はぁ……あぁ……」 「慣れてきたな」 「あぁぁ」  指が二本に増えて圧迫感を増す。これも痛いとは感じない。違和感は強くても、体が受け入れる事に慣れてきた。ブルブルっと駆け上がる快楽は徐々に強くなる。期待が背を伝う。  捻るように中をかき回され、時折いい所に触れて、気付けば喘ぐうちに三本に増えて。知っているからこそ期待をする。丁寧過ぎるくらいに解されながら、今か今かと待ちわびている。  「そろそろか」なんて低い声が聞こえて指が抜ける。熱い切っ先が宛がわれ、グッと入り込んでくる。  一瞬の痛みに声が出た。けれどそれは本当にあっという間に違うものになる。内壁を分け入って擦りつけられ、感じるのは苦痛ではなく気持ちの良さだ。  隙間なくぴっちりと身を穿つそれが満たしてくれるのは、幸福感だ。 「今日は随分欲しがるな。ゼロス、気持ちいいか?」 「んっ、はい……」 「満たされているか?」 「まだ、足りない……あぁ!」  軽くよい場所を叩かれ、抉られて、重く甘く腰がひくつく。敏感になってきたのか、内壁が締めつけているのを感じる事ができる。     
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