我が家の日常

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我が家の日常

 朝食を食べていると玄関のチャイムが鳴った。玄関の外から友人の声がする。 「そーぉたくーん! あーけーてー!」  毎朝毎朝コレだ。まだ7時半だと言うのに大声出しやがって。食べかけの茶碗と箸を置き、玄関の外の阿呆を迎えにいく。 「おはよう、マイハニー!」  玄関の扉を開けて早々、引っ付いてくるこの友人は和馬。俺と同じくらいの背丈で175センチと割とでかいが、少し茶色い天然パーマが、リビングのソファーに座った大きなテディベアを彷彿とさせる。幼稚園から高校卒業間近の今日まで、何故かクラスが離れたことのない腐れ縁だ。とんでもねぇ確率だなといつも思うんだよ。  友人を連れて食卓に戻る。そこには食べかけの俺の分と智紀さんの分、それ以外にもう1食用意されていた。 「おはよう、和馬くん。今日も食べてくだろ?」 「わぁい! いつもあざっす!」  高校に上がった辺りからこいつもうちで朝食をとるようになった。放っておけばいいのに智紀さんもノリノリで用意するもんだから口を挟めないでいる。
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