αか女か、Ωか男か

α、β、Ω

もう一つの方法がαと『番』になること。ヒート中の性交時にαがΩの項を咬むことで番は成立する。番はαとΩの間にしか結ぶことはできず、α同士やΩ同士、β相手では成立しない。番になると、ヒート自体が無くなるわけではないが、フェロモンが番相手にしか効かなくなり、誰彼構わず誘惑することがなくなる。
そして、その『番』の中でも『運命の番』と言われる特別な相手が存在する。名前の通り『運命』の相手であり、他のαやΩと相対するのとは違いただ本能のまま身体が、心がその『運命』を求めてしまうという。
『運命の番』同士の妊娠率はほぼ100%。αやΩの稀少なバース性の子供も生まれやすい。
しかし、世界中でたった一人の相手。確率的に身近に生まれやすいとは言われているが、確実に出会える訳ではなく、出会えるかどうかはまさに『運命』なのだ。