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ふたりの出会いは高校生の時。 1年ではクラスが、2、3年は選択科目が同じだった。 小学校からこの学校に通う内部進学組の宗二郎と、高校から入学した外部組の佑とは、纏う空気がどこか違っていた。 ただ、宗二郎のひょろりと華奢な体、黒目がちの大きな瞳、何よりその声が、佑のどストライクだった。
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