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「2ヶ月、どうしてた?」 「いつも通り。合格発表9月だっけ」 「俺の事はいい。佑がどうしてたのか教えろ」 「だからいつも通りだって」 宗二郎は口を尖らせて拗ねる。自分と会っていない時の佑は、海苔の世話と、特に夏場は海の家のアレコレで忙殺される事は想像出来るのに、いつも自分の事を思い出していて欲しかった。 宗二郎が試験に集中したいから会わないと言えばあっさり受け入れ、ゴールデンウィークからこっち、本当に連絡のひとつも寄越さなかった。昔からそうだったけれど、佑の淡白な性質にはいつもモヤモヤさせられてしまう。 「どうせまたイケメンばっか検索してたんだろ」 「うん。フクシソータ君とナカガワタイシ君の見分け方とか」 「見分けんでいいだろ。佑は俺だけ見てたらそれで」 佑はへらっと笑って宗二郎にキスした。画面の中のイケメン達に嫉妬されるのは非常に困るけれど、もっと束縛してくれないかとも思う。
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