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「おいで、冷たいよ」
「でも……」
その時、クラちゃんがまた指を動かす。すると
「わ、わ、わわ!ちょちょ!」
私は水の固まりに引っ張られていくでは無いか
抵抗虚しく、私は水の固まりに一緒に入る事になった
「冷たいでしょ」
「まあね………」
水の固まりは確かに冷たかった。いや、当たり前なのだろうか?でも想像してた水と何か違う……
「マサール(※泳ぐ事)しても大丈夫だよ。ほら~
」
「きやっ……!」
クラちゃんが足を空に伸ばして、水の底に沈めるのを繰り返しすと、私に水が掛かった。それはどうやら意図しなく、目に入ったらしい。微妙に視界がぼやけた。
「やったな~お返しだよ!ほらっ!」
「残念でした。ほいっとね」
お返しに水を飛ばしてみたけど、その水は全てクラちゃんが触れるとミス(※小さな氷)となって、水の固まりに落ちた。昔っからこうだ。クラちゃんには
勝てないのです
「くっ~こうしてやる~!」
「脚で掛けようったって無駄だよ~こっちまでおいで~だ」
私は脚で水を掛けてみたけど、クラちゃんは泳いでしまうので無駄だった。てか、この水クラちゃんが泳ぐとそれに合わせて広がってないか?
「おっと。終わりまで泳いじったか。来な、ミレスちゃん」
「言われなくても行きますよ~っだ」
とりあえずクラちゃんの所まで泳ぐ事にした
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