ループ

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ループ

君の背中を見送った夜の公園 涙が溢れて止まらなかった ごめんね、その一言が 君の目を見て言えたらよかったのに 初めて知った 大切な人の存在を 友達から恋人に変わる瞬間を 大好きだから喧嘩もした 嫉妬もたくさんした だけどそれは、全部君だからだよ もう一度戻れたなら チャンスがあったなら 叶うことのない未来何度も祈った 夢の中、笑う君と応える僕 返ってこない二度と 別れたい、泣きじゃくりながら 僕に告げる君の目が あまりにも綺麗で辛くなった どうして言葉にすればするほど 心は凍りついていく 「ただ、君といたい。」それだけなのに 纏わりつく僕の醜さ もう一度戻れたなら チャンスがあったなら 戻ることのない時計の針、何度も折った 夢の中、手を繋いで離さないで それでもすり抜ける君の手 弱い僕を包んでくれた 誰にも敵わない存在を 失って気づく愚かな僕を、赦さないで 「もう一度戻れたなら チャンスがあったなら…」 もう一度戻れたなら チャンスがあったなら 叶うことのない未来何度も祈った でも振り返らないで 君の幸せを一番に望むから まだ一人では歩けないけど 立ち上がれるようになったから だから、元気でね
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