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言葉にすれば消えてしまうような そんな淡い恋でした 夕日に手を伸ばして見つけたのは 一つの星 だんだんと夜が流れて 月が空を照らし始めたら 少し冷えた9月の風 胸にいっぱい閉じ込めた もう会えないならいっそ 壊してしまえば良かったのかな 筒の中でサラサラ動いて、掴めない 万華鏡みたいで 遠い空に願うのは あなたの笑顔が ずっと続いていますように それだけなんです あなたが居てくれたから 毎日が輝いてた 霞む空に浮かべた 優しい記憶を何度も手繰り寄せて 指差しで道を選んで 何度も迷ったけど あの頃の褪せない想いだけが 今の僕を象った 指切りしてまた、会えますように 子供心、幼心に刻んだ再会 遠く離れていても 繋がれるようにと ずっと忘れないで欲しいと それだけなんです あなたが居てくれたから 毎日が色付いた 昇る朝日に照らされた 暖かい涙、拭えるその日まで こんな気持ちになったから 大人になれたのかな 背伸びした高さでまた会える そんな気がしていたよ 遠い空に願うのは あなたの笑顔が ずっと続いていますように それだけなんです あなたが居てくれたから 毎日が色付いた 昇る朝日に照らされた 暖かい涙、拭えるその日まで 笑えるその日まで
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