第一話 マーガリン

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 今まで寝惚けてマーガリンを食べていたのだと思っていた。だが昨日は部屋に居なかったのだ。それなのにマーガリンが減っている。 「誰が食べたって言うのよ…… 」  大慌てで部屋中を見て回るが何も変化はない、おかしいのはマーガリンだけだ。 「こんな事で警察なんて呼べないし……管理会社に言っても変なヤツだと思われるだけし……マーガリンが少し減るだけだし」  どうやらマーガリン好きの何かが居るらしい、 「マーガリンを少し食べるくらいならいいけど脅かしたりしないでよね、驚かせたりしたら引っ越すからね、そしたらマーガリン食べられなくなるわよ」  白滝は誰に言うとなく部屋中を回って何度も呟いた。  マーガリンが少し減る事以外は何も怪異は起らない、白滝は今でもその部屋に住んでいる。白滝曰く、マーガリン好きに悪い奴は居ないそうだ。  そんな事があって白滝はマーガリンを食べるのを少し減らす事にした。怪異が気になったのだが、周囲には健康診断の数値が悪かったのだと言っている。

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