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「き、如月さん?」
「幸せ過ぎて夢なんじゃないかと思ってましたが、こうやって体温を感じていると現実のように感じます。」
「あの・・・課長・・・・・・如月さんは、いつから私の事が好きだったんですか?」
「貴方を初めて見た時からです」
即答・・・。
何だろう、この獲物を観察してましたと白状されたような気分は。
始めて見た時って事は、私が如月さんに書類を届けに行った日とか?あの時は、私の事が嫌いなのかと思ってたけど・・・違ったんだ。
無表情なのもあるが、あまり喋らないのもあり如月さんに物を届けに行く日は緊張した。
だけど、そんな前から好きでいてくれたんだ。
「嬉しいですけど・・・私の事が好きな素振りは見せてませんでしたよね?」
「一目惚れですし、恋人が居ると思っていたので」
「居たらどうしました?」
「さぁ、諦めてたかもしれませんね」
無表情のまま淡々と答える如月さんは、新鮮で思わず抱き締めると、如月さんも優しく抱き締めてくれた。
相変わらずだが私は、如月さんは表情に出なくても態度や言葉で示してくれる。
これからも、私は如月さんの傍で一生、生きていきたいと思った。
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