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「今日は本当にお疲れ様でした!マリさん!!お怪我は?」
「コールのおかげで治ったのだ!ありがとう、キイ殿!」
「礼を言うのはこっちです。魔法と機械の融合、正に最強!
向かう所、敵なしですよ!」
「うん、でも、まだまだ学ぶ事が多い。あの兵隊さんの言葉でよくわかった。
吾輩の最強はまだ遠い…だから…(マリのモジモジ仕草が始まる)」
「?」
「もうちょっと、もうちょっとでいいから、一緒にいてほしいのだ!」
「勿論ですよ。マリさん(耳元のイヤリングが非常に怖いが…)この世界を一緒に
守っていきましょう!そのための我々です!」
パッと表情を輝かせたマリが嬉しそうに頷く。こっちも表情に出してしまいそうな程の
良い笑顔だ。この素直さも最強たる所以なのだろう。最も、さっきから耳でブルブル怒りを体現しているコールも怖いが…その考えは続くマリの言葉で杞憂に終わる。
「ありがとう!本当にありがとう!キイ殿!吾輩にとって、コールが母上、
キイが父上殿なのだ!!」
思わず口元を抑える。全く…この子は本当に天然…最強だわ。
頬が緩むのを悟られないように、ゆっくり頷くキイに続き、コールも思わず標準語で
喋りそうな勢いを何とか隠し、返答する。
「マジ天使だわ!!マリィィ!あ…ザーッ、ザーッ!(テレビの砂嵐のような音)
ウレシサノアマリ、オモワズ、音声ガ故障シマシタ、マリ!!サンクス!ワタシモ
マリノコトヲ娘のヨウニ、イヤ、ソレ以上ニ!!イツデモイッセンヲ…」
「それなら、俺達は、お兄さんやおじさんになるのかな?なぁっ!野郎共!!」
「オオーッ!!」
「えっ、マリさん、この兵隊さん達はどうしたんですか?一体。」
「その、吾輩の家、広いから…にぎやかな方が楽しいかと思って…(マリのお眼目がウルウルしてくる)駄目…?」
「全然オッケーですよ!マリさん!ねっ、コール?」
「エエ、キーサン…デハ、全員、オチカヅキノ印ニ、コノイヤリングヲ…」
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