愛おしすぎて

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耳が弱いらしい彼女。 不覚にも、私は全く覚えていないんだけど、 酔っ払って記憶を無くしたあの日。 私に容赦なく弱い部分を責められた彼女は、 我慢出来ずに、私を突き飛ばしてしまったそうだ。 それで頭をぶつけて、たんこぶが出来たみたい。 幸い頑丈な私の体は、それ以外のケガもなく たんこぶもとっくに治って、傷も残らなかった。 莉那は泣きそうな顔で謝ってきたけど、 私はケガなんて全然気にしてなかった。 逆に、そんな彼女の弱点を知ることが出来て ラッキーだと思ってしまう自分がいた。 今日は、抵抗なんてさせない。
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