しあわせさがし
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わたしは、ただただかなしいのです。 燃える空が、ひとかけらの疑いもなく 美しいのです。 いきおいよく、脇を走り去る自転車の少年の、夏を謳歌する風が。 わたしをひとり残して、 暮れていく一日に。 どうやって眠りにつくのか、また思案しながら。 かなしみながら、 また素麺をゆでるのでしょう。 「夏」
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