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首筋に指が這う感触がした後、
急に鎖骨に噛み付かれた。
反射的に宏実さんを見ると
私の反応を見て、ニヤリと口の端で笑った。
「 ……っ」
見たことのない、意地悪な
その表情にドキッとする。
そのまま、また顔を近付け、
先程噛んだ部分をペロリと舐められた。
「 あっ!」
途端に背筋がゾワっとして、
首筋や項に鳥肌が立つのが分かった。
「 莉那、可愛い」
「 んんっ」
鎖骨を舐めながら、吐息で囁かれる。
いつもなら、『可愛くない』と言う所だけど
今は返事どころじゃない。
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