プロローグ

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『暫く、放っておいてほしい』 御両親にも紹介されたし、職場仲間にも紹介された。喧嘩も2回しかした事がないし、仲が悪い訳ではない。週末どちらかの家で過ごし、一緒に迎える月曜の朝、見送りのキスを欠かした事もない。 この人と生涯共に生きていくんだろうな、と当然の様に思っていた。 正月気分が未だ残っていた1月中旬――約5年交際した彼から突然、距離を置こうと言われた。
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