第一章 最近の日本の萌えアニメを映すモニターの目線

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 最近の人間ってこんな同じ顔の女たちに金出すのか。これもうわかんねぇな。おまけにこの女ども、声まで耳障りだ…音響たちも耳がつらそうだ。まぁでも仕事だし、マイクを遠ざけて声を録らないって訳にはいかないからな…。だからあいつらも死に物狂いで仕事に励んでる。職人だねぇ…。  大体現実に存在しない女共に夢中になるって狂気だよな。海外じゃアニメとか漫画ってのは現実を風刺したりパロディに描いたものが多くて、日本くらいだわ。あれこれアニメと漫画に詰め込むのは。おおげさなんだよ、アニメとか漫画の力なんて全然大したことないから、結局。この世の何の役にも立たない。運よく金のなる木になるくらいしか能が無い、仕事のできない奴らだ。集中力も品性も心も無い。  散々媚を売って売り込んで、薄っぺらい色気をムンムンさせて、それでアニメ好きの男たちは引っ掛かるからマヌケだよな。それに楽な仕事だよ。食っちゃべってキャッキャウフフしてればいいだけなんて。苦労もクソも無いよ。下請の、昔と違ってただ音読の上手い声優どもを雇用して、勘違いでキモい格好のスタッフ共と団子になってバカ騒ぎしてる。アニメも漫画もすっかり品性はどん底に落ちたよ。気色悪くて吐き気がするわ。
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