いざ鹿児島へ

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『かごんまは暑かどが』 その少年が話しかけるが、 なんて答えていいかわからず、 無言のまま。 『あいたよ。おいがしたこっが。 かごんま弁で言うたちわからんどな。 えーと標準語に直すとなんち言うけ?…』 その少年は標準語に直そうと必死だ。 りさは言っている意味が、 わからないわけではなかった。 暑いと言えば暑い。 実はこれからその人に会うという事で、 心臓バクバクだったのである。 口を開こうとするのだが開けれないって感じ。
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