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夏が来た。
ひぐらしが鳴く、
軽井沢。。
こんな事をしている場合ではない。関東は、猛暑で、連日の。
500円で一泊なんじゃら別荘買いませんか体験みたいなのが、当たったんだ抽選で。そういう軽井沢。
色んな軽井沢があって、それがおれの軽井沢。
子供が生まれる。その前の軽井沢。一足先にひぐらし。日暮。
取り憑かれている。
日暮里に住んでいるけど、日暮里なんて好きでもなんでもない。
何もないが故に、何かを作り出すところ。ポジティブな気持ちでね。
自ら。
そうせねば。
ら。
それが怠くて軽井沢。何かあるんじゃなかろーかと。
一足早いひぐらし、それが軽井沢。
別荘買え買えの人、悪いがおれは勝つよ、生まれ来る我が子のために。
その名前だわな。今、妻と考えあぐねているのわ。あぐねる。風あざみ。
逆境ばかりの人生であった。思えば。天ぷらうどん屋をオープンすれば、向かいに天ぷら蕎麦屋ができ。なんか、商才のある人達で、ゴミの日の確認とかで朗らく話し、恨みもなく。むしろね、何度か飲みに行きました。
何に対しても恨みのない人生。
金が。
金がなくて。
不思議なもんでね、たまに三軒茶屋の色んな意味でちょうどいい飲み屋で鯖に辛子を付けて食べると、恨みが消える。あれはなんなんだろう。そういうお金の使い方をしてきたのは、けっこうよかったかもしれない。
でも、基本的には貧乏で。代官山の、なんだあれ、800円のビールが逆三角形みたいなグラスに注がれてて、二口で飲み終わって、いや違うよ、おれ普段は赤羽で。
そんなことも恨みはしませんでしたね。でも、おもしろい話として友達に話したって言うかさ。話したかった。
友達
友達、いなかったら寂しい。なにそれ、当たり前の話。
子供が生まれる。おれの人生はそんなだし、生きてきてみた感想が、「勇気」かなーとか思うんだよ。生きる上で必要なことと言うか。
妻になる女性と、軽井沢で話し合った。話し合ったって感じでもないな。おれがおれの話をしただけだもん。でも、妻になる女性も少し喋った。私ね、とか言ってね。
わからないよ、色んな事が。
元気に育って欲しい。
「元気」と名付けました。
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