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「痛っ!! えっ!?」
「青空!?」
目の前に 蒼く永遠と続くような何物もない空がある。
穏やかな風の運ぶ太陽の匂い。
そして、眩しい光。
視界には、室内であったはずの天井が消えている。
……ははーん。
わかったぞ。
やはり、あの苦痛に耐えた時の、解放たる至福はここまでの幻想を見せてくれるものだったんだ。
確かにやばかった。
いろんな意味でやばかった。
……ん!? でも、もういろんな意味ですっきりしてるし、
この爽やかな景色は、なくなってもいいような気がするが、
ってかトイレは何処に行った?
何で転けてるんだ? 腕には、ふぁさって感じがするし。
ふぁっさ? って何?
「――草?」
「えええーーー!」
何? 何? 何?
緑が青々としている草原がめっちゃ見えるんですけど。
なんですかこれは!
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