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「キミの事を調べるから、この紙を持てくれるかな?」
重装甲は自分に紙を渡し、″ステータス″と唱えると紙が小さく光だし徐に確認すると何故か爆笑し始めた。
「――はぁはぁはぁ。いや失礼。キミの名前はサカネ君でいいかな?」
重装甲の頭のバケツの下から汁物みたいなものが見える。
バケツから流れるそれは、ヨダレなのか鼻水なのか涙なのかまったく分からない。
「……はい。何故自分の名前を知ってるんですか?」
そして、何故、汁物を流すくらい爆笑したんだ?
「ステータスを見せてもらったからね」
「ステータス?」
「ステータスとは、分かりやすく言うと能力ってことかな。それにしてもサカネ君は面白いスキルを持っているね。ぶっ」
甲冑が再度爆笑し始めた。
「――はぁはぁはぁ。いや失礼。先程の話しなんだけど、転生人ってわかる?」
「はぁ、小説とか読んでたので何となく。」
「なら、話がはやい。転生したのでこちらの世界で頑張ってもらう為に今から着いてきてもらいます! 以上」
「……以上。って、いやいや、話がはやすぎないですか? 確かに話が早いっていってましたけど……」
「そうですか? まぁ冗談なんですけど」
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