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「次は出前だ!ほら軍の会議室に届けろ!」
「へ~い」
出来たカレーをマシャマティは出前箱に入れ、
軍の基地まで自転車で向かった。
遅れてナンも焼けたので、
ラジーニもナンを出前箱に入れて、
自転車で向かう。
ごみごみした雑踏を抜け、
関係者入り口から基地に入るラジーニ。
だが作戦本部の入り口でマシャマティが、
呆然と立ち尽くしていたのが見えた。
「何してんだお前?早くカレー配れよ」
「いや、見ろ」
マシャマティが指差した先には、
本部のテレビ画面に映る巨大生物と、
それに歌って踊って大騒ぎする指揮官達だった!
「こいつは何だ~♪ヒマラヤから出て~!
真っ直ぐ南下して、
このバンガロールに向かっている~♪」
「通る町を破壊し~!軍の攻撃にも怯まぬ~♪」
「何と言う強さ~何と言う大きさ~♪」
「ま~るで神話の世界から~顕現した様だ~♪」
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