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「こいつは牛の様な~大きな角を生やしている~♪
きっとシヴァ神かクリシュナ神の使い~♪
神が遣わした天罰の聖獣~!倒してはいけない~♪」
「いいやこいつは禍々しき水牛~♪
悪しき阿修羅マヒシャの化身~♪
ドゥルガー女神の名の下に~!討伐せねば~♪」
インドに於いて牛が食べてはいけない、
聖なる獣である事は有名だが、
水牛は別にそうでも無いのだ。
混乱歌劇を極める司令室で、
イギリスに留学していた青年将校が、
回りながら牛論議に割り込んで来た。
「信仰の話を出せばキリが無い~!
こいつは牛とドラゴンが合わさった様な見た目だし~♪
ブルドラと名付けよう~♪」
「そうしよう!そうしよう!」
ラジーニとマシャマティは、
色んな意味で愕然とした。
「怪獣て本当に居るのか~!?」
「怪獣よりも~!
軍司令室がこんな賑やかな事に驚いた~♪」
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