2人が本棚に入れています
本棚に追加
学校にて
「か、神原さん…」
頼りない声で呼ばれ、振り返ると、そこに
中野 俊明(なかの としあき)がいた。
「あ、中野くん。どうしたの?」
「お昼、一緒に食べてくれませんか?」
なんだ。そんなことか。
「もちろん!いつも一緒に食べてるんだからそんなに怖がって聞かなくていいのに」
「そんな、いつもありがとうございます」
中野くんは、いつも丁寧だが、丁寧過ぎてどこか他人行儀。そのため、嫌われてしまうことがあるらしい。
でも私はそんな中野くんが結構好きだ。まぁ、友達としてだが。
最初のコメントを投稿しよう!