第四夜

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第四夜

 こんな夢を見た  猫がいた。  猫を開けて猫を整えると目の前には猫が広がっていた。  猫を食べ、猫を磨く。猫を整えると猫が飛び出してきた。危ないぞと私が怒鳴ると猫は謝って消え去った。  猫がいた。その猫には猫があって猫らしく、またその猫は猫であった。  この前猫が私に言った。私は毎猫、猫が猫がとうなされていると。  勘違いだろうか、今も猫の中か猫がいる。猫が猫のように猫の猫をしている。  ところで猫が変わってしまうが猫というものはとても猫な猫であって実に猫であるとこの前どこかで猫が言っていたのですが私はそれに猫を感じ異猫を唱えってやったのですよ。そうしたらあの猫が食い下がってきて猫だ猫だの猫掛け論になってしまったということがありました。今でも猫に対してこの猫をよくします。  うむ、何かがおかしい。先ほどから猫が。  いや違う、猫だったのだ、なるほどそうか、猫だったのか。  そろそろ私は猫について猫したのだがもうそれにはなんの猫もない。
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