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夢
この前、初めてあなたと私の夢を見た。
忘れている事さえ忘れて生活してたのに。
夢の中では、私とあなたが笑ってた。
お互いに、もういい大人。
仕事だって、もしかしたら家庭だって、あるかもしれない。
あなたもきっと私の様に、私の事を忘れている事さえ気付かずに生活しているんだろう。
だけど、思い出してしまったら、もう後には戻れない。
気持ちだけにまた火がついて、頭と心を支配していく。
徐々に燃え広がって、私自身を焼き尽くすんだ。
私は想いに飲み込まれて、そして静かに消えていく。
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