なんてことのない日々

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人生とは、同じ日々の繰り返しがほとんどだとこの時の俺は思ってた。 「おはよう海翔!」横から肩を叩きいつもの慣れた感じに挨拶してくる一人の女の子。 それに対して同じように返す海翔と呼ばれた男の子は「相変わらずだな澄鈴」とあまり表情を変えず挨拶を返した。 俺の名前は早乙女海翔(さおとめかいと)、大学を卒業したが就職はせずに自由奔放に暮らしているフリーター。 そして、挨拶をしてきた彼女は柊澄鈴(ひいらぎすみれ)彼女は就職をしている。 俺達は付き合ってるわけでもなく、ただ単に仲がいい友達という関係だ。澄鈴もそんな感じに捉えてると心の何処かで思っていた。 俺はというと、大学3年から始めたアルバイトを続けており今に至る、、、というのも澄鈴がこのファミレスで一緒に仕事をしているからと言うのが一番の理由になるのかもしれない。 一緒の時期にアルバイトを始め、大学も同じだったため話してるうちに話が合うようになり友達になることができたのであった。 ただ、今となっては立場が違くなってしまい、澄鈴は社員としてアルバイトからそのまま就職、、、俺はダラダラとバイトしている状況だ。 「早く海翔も仕事に就きなよー?フリーターなんて安定しないんだからさ」と心にグサッとささる言葉を耳にし渋々仕事をこなす毎日を過ごしていた。
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