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異変
「なにか嫌いな野菜とかある?」と澄鈴はキッチンに入るなり準備しながら海翔に聞く。
「んートマトとかナスとか・・・野菜はあんまりかな」と頬をかきながら話すと澄鈴が「そんな好き嫌いばっかしてちゃダメだよ!バランス悪くなるから」
「いいよ別にそんなの気にして「よくない!」ないから」と被せるように澄鈴は海翔に話す。
「今は大丈夫かもだけど後に響くんだよ?こうゆうのは若いうちからしっかりしないとダメなの」
「うちのお母さんが栄養士でさ、それで色々と聞いてるうちに納得しちゃってそれから食事には気を使ってるの」
ほんとしっかりしてるなと思いながら澄鈴の話しを聞いている海翔。
「わかったよ。じゃあ柊さんのお好み料理でお願いします」
「澄鈴」
「ーーん?」
「名字だとなんかよそよそしいというか違和感あるから・・・その名前で呼んでほしい」と海翔の目を見ながら恥ずかしそうに小さな声でお願いした。
「え?!名前?!そそそれはちょっとハードル高いというか、こっちも呼ぶの恥ずかしいし」海翔も顔を赤くして慌てながら遠慮する。
「いいの!あたしが呼んでほしいって言ってるんだから!あたしも早乙女君のこと海翔って呼ぶから」
「~~それ・・じゃあ澄鈴さん?「さんはいらない!」「澄鈴!これで、、いいか?」
「はい、よくできました!」と満点の笑顔を海翔に見せる。
子供かよと思いつつ海翔はTVをつける。
「さっき栄養とか色々言ったけど、やっぱり一人暮らしだしどうせ作るなら日持ちするの作るね?とやっぱりカレーが一番かなー」と澄鈴はカレーに使う食材を包丁で切り始めた。
待ってる間TVを見ているとアナウンサーが「現在警察が捜索中ですが未だに痕跡すら掴めてない状況なようです」なにやら失踪?事件があったらしい。
「どうせそのうち出てくるだろ。別の世界に行ったわけでもあるまいしさ」と一人TVに向かってボヤいた。
ウトウトしながらTVを見ていた海翔はいつの間にか眠ってしまっていた。
???「この子にも適正が?」
???「まだわからんが、あくまで可能性があるとうだけだ」
??なんの話だと夢の中で思っていると
「海ー!ー翔!起きて海翔」と横で海翔を揺すりながら起こす澄鈴。
「ん?あれ寝ちゃってた、、のか」
「もう!全然反応がないからビックリしたよ!」とすこし涙めの澄鈴。
「ごめん!ごめん!悪かったよ!」と海翔は謝った。
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