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「あっ、しのぶっ・・・・」
何の前触れもなく突然襲って来た甘美な刺激に、早紀は思わず身を捩った。
刺激を与えられ、身体が忍を求め出す。
ご飯中だから止めてとは言えなかった。
チラリと横目でテーブルを見ると、忍は既に夕飯を完食していた。
「今日も美味しいご飯、ご馳走様。俺は今からデザート食べるね」
セーターをインナーごとめくりあげられ、露になった先を口内に含まれた。
忍はわざと卑猥な音を立てて、それを舐めてくる。
「っ・・・・あ、んっ・・・・はぁっ・・・・しの・・・・ぶ・・・・」
早紀の吐息が熱を帯びてきた。忍を呼ぶ声が、甘いオンナの声に変わる。
ジンジンと脳天が痺れ、身体が忍を欲しがっていく。
「凄く可愛いよ、早紀」
忍は時々、悪い顔をする。
アノ時だけは、一段と低い声で呼び捨てにされる。
何時もはそんな風に呼ばないのに――
彼の中のオトコのスイッチが入ったのか、おおよそ意地悪もしそうにない草食系メンズの雰囲気なのに、早紀を乱す時は全く別人のようになる。
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