あらすじ

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あらすじ

 星野彼方(ほしのかなた)はとてもドジだがすこぶる明るい小学5年生。幼馴染の大地遥(だいちはるか)と廃ビルの地下井戸に忍び込み、そこで見知らぬ少女を発見する。カルラと名乗るその少女に彼方と遥は無理やり井戸に引きずり込まれ、奈落の底まで落ちていくが、気がつくとそこは緑あふれる地底世界・シャンバラであった。  しかし、シャンバラの昼と夜を司る、機械仕掛けの太陽・天陽(てんよう)はなんらかの原因で変調をきたしていた。天陽の不調により、10日も昼が続いたかと思えば2日も夜のままであったりと、自然のリズムが大幅に狂ってきており、これを憂うシャンバラの王子・アスラの命により、彼方と遥は召喚されたのだった。  シャンバラで遥とはぐれた彼方は、世界を救うべくアスラが開発した人型搭乗機・翔山機(しょうざんき)を駆り、天陽に届くほどの高山・通天山(つうてんざん)を目指す。だが、この世界の神にも等しい天陽への接触を恐れる国王軍により、お尋ね者として追われることになってしまう。その強大な国王軍の中には、行方知れずとなっていた遥の姿もあった。  淡い恋心を抱いていた遥との対立に葛藤し、様々な試練の連続で幾度も窮地に陥る彼方であったが、その度に持ち前の明るさと、仲間たちの助けによってピンチを乗り越えていく。さらには冒険の中で天陽の修復に必要なアイテム・翔山7つ道具を手に入れ、救世主の名にふさわしい成長を遂げていく。  そして、通天山山頂から天陽に接触する最終局面で、彼方は遥と最後の戦いを交え、その最中に彼女への想いを告白し、遂に和解を果たす。救世主として覚醒した遥と彼方は協力して天陽に接触、そして修復を成し遂げ、シャンバラの世界に自然の摂理を取り戻す。  彼方と遥は、ふたりが救った美しい世界と、そこに住む人々に別れを告げ、地上へと帰っていく。冒険は終わっても、ふたりの人生はまだ始まったばかりだ。
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