ハルカｘカナタ

登場人物

アスラ
　地底世界シャンバラを統べる王国の王子。三面六臂のナイスガイ。外見年齢１６歳程度。高潔な貴公子、聡明な科学者、そして傲慢な悪童の３つの顔と、同時に３つの物事に取り組むことが出来る６つの腕の持ち主。王子として国を憂い、科学者として翔山機を開発し、悪童として宮殿を飛び出す冒険を企図し、その要として彼方と遥を召喚した。
　それぞれの顔が人格を持つため、性格は多重的で複雑だが、ひとことで言えば「尊く賢いガキ大将」。国や民を真摯に案じたかと思えば仲間にいたずらを仕掛けたり、研究に没頭していたかと思えば部屋を飛び出して遊びに出かけたりと、限りなく奔放な振る舞いを見せるが、不思議と人を引きつける魅力にあふれている。
　機械仕掛けの太陽・天陽(てんよう)を修復する作戦を提唱するも、父である国王やその側近の反対にあい、軟禁されてしまう。彼方らの助太刀により脱出を果たすも、反逆者の汚名を着せられながらも信念の冒険をに旅立つ。アスラ本人はこの逆境を楽しんでいるふしがあり、その表情には悲壮感は一切みられない。