登場人物

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ヤクシャ  シャンバラ国王にしてアスラの父。非常に短気かつ頑固で乱暴なカミナリ親父。即位以来圧倒的なカリスマ性と腕力で国を治めてきており、唯一起きた反乱の際には、2000を超える軍勢を素手で全員殴り倒したという伝説を持つ。一方で涙もろく子煩悩なところがあり、先立たれた妻の面影を持つアスラを溺愛していた。  だが、我が子が変調をきたした天陽を修復するために接触を試みようとしていることを知るや、これを神の冒涜だと考えて猛反対し、アスラを軟禁したうえに親衛隊を弾圧する。このような経緯から、父子(おやこ)中は断絶したかに思われていたが、アスラが国王軍を蹴散らして脱走したことを知ると、大笑いしながら息子の成長を喜んでいた。  豪放で粗暴な部分が目立つが、国内に善政をしいて国民に絶大な支持があるほか、アスラから押収した翔山機を研究して、これを倒すべく敬山機(けいざんき)を開発・量産するなど、指導者としての頭脳はすこぶる明晰である。  なお、単体で鬼のように強いのだから、自分で息子を討伐すればいいのでは? という疑問が国内から上がっているようであるが、可愛い息子は殴れない、というのが実情。あくまでも親バカである。
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