僕だって君と生きている

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 僕は眠る。その夢の中でたゆたう君を、僕は優しく包みたい。  ありがとう  ごめんなさい  僕は15歳を迎えた。高校生になって、規律をひたすら知らせる君を、時計の時刻を伝える君を、罵倒し、罵り、そして無視した。  報いを受けて当然だ。  夜更かし、夜遊び、徹夜、居眠り───  体内時計って言われる君だ。ひたすら時を刻んでくれるのだと思ってた。それでも真夜中まで遊びほうける僕に引きずり回されて、辛かったろう…  ごめんなさい  僕は伝えたいね、もし目覚めることがあるのなら。  僕は君をいたぶって、ついにあの日の真夜中に倒れた。  真夜中までは気張ることができた。だけどそれは、君がひたすら頑張っていたからなんだ。  君は真夜中になるといつも鐘を鳴らしてくれた。ただけたたましく感じた僕は、君をがんじがらめに縛ってしまったんだ。  僕は瞬く間に真夜中に吸い込まれた。    そして、今も───  解る。僕は夢を見続けている。
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