ホ猥トクリスマス、肉欲に溺れる。

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 ついに彼女は山頂を◯◯で(くわ)え込む。全身の骨が(とろ)けるほどの快感が頭から指先まで貫いて、彼女は(こら)えきれず歓喜の声を上げた。その声が彼を刺激し、限界まで伸長した◯◯棒を執拗(しつよう)に振り乱す。彼女は顔に恍惚(こうこつ)を浮かべながら、もう一口もう一口と◯◯を(せわ)しなく上下させて貪欲(どんよく)に味わう。  彼も我慢できずに、目の前のふっくらと豊かに膨らんだ◯◯に手を伸ばした。ぐっと押し込んで柔らかさを確かめたり、元の形に戻ろうとささやかに反発する弾力を楽しんだりしてから、優しく口に含む。口の中で丹念(たんねん)に転がし、舌で突き回し、そっと噛む。(かす)かに乳のような甘く懐かしい匂いが鼻を抜けた気がした―― 「お待たせ致しました。和牛100%プレミアムハンバーグステーキとライスです」  ペンを持ったまま、背を伸ばし、真っ直ぐ虚空(こくう)の一点を見つめて妄想に(ふけ)っていた私の思考は、そこで中断された。お待ちかねの対面である。  熱せられた鉄板の上で全身から肉汁を(したた)らせ、ジュワジュワと声を上げる彼女の名は和牛100%プレミアムハンバーグステーキ。私と彼女の、燃えるように熱い一夜限りの関係が今始まった。  その肉体にいきなりかぶりつくような真似は()(すい)だ。まず一口の水を含み、(のど)と唇を湿らせる。
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