4#モグラの見た真夜中の悪夢な幻想

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 がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり・・・  びり・・・びりびりびりぼり・・・  「な・・・なんじゃこりゃああああああああああああああああ!!!!!」  モグラのバベは目を疑った。  土内生活者のモグラの目は退化しても、この光景は異様で不気味に見えた。  斜めに向けて配置された奇妙な巨大な板が、山沿いに延々と連なって置かれていたのだ・・・  モグラのバベがこの山野に、ホタルの群れを見た直ぐ後で人間どもがホタルの住む池を埋め立て、生い茂っていた森林や草地は全部根こそぎ伐られ剥ぎ取られ・・・人間の生活の為の夥しい数のメガソーラー板が、この山沿いに設置されたのだ。  そして、モグラのバベが必死に引っ掻いていたのは、メガソーラーの安定した運用の為に敷き詰められた雑草防止シートだったのだ。  ・・・ 「今ここで、『モグラ』という陽気な地下の住人に逢えてとても嬉しいよ。  とっても嬉しいから、もっと周りを光らせるね!!  さようなら!モグラさん。」・・・  ・・・『さようなら』と、ホタルさんはあの時言ったのは・・・  月と麓の街明かりに照らされて、不気味に光り輝くメガソーラー群を、モグラのバベは睨みつけると悲しみで溢れ出る涙を流して泣きながら取り乱して、メガソーラー板の連なる裸山と化した山の中を掘りまくった。  ほとばしる怒りと憎しみが、モグラのバベの土を掻く大きな爪に篭もり、どんどんどんどん山の地面を縦横無尽に掘りまくった。  ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ!!ざっ! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
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