事実は小説よりも怪談なり。タイのピー

1/4
前へ
/4ページ
次へ

事実は小説よりも怪談なり。タイのピー

私が三十代半ば ちょうど二十年前の出来事です。 当時 タイの東北部イサーンの娘 ナツと付き合っていた私は 都合三度イサーンのムックダハンと言う町へ ナツの実家へ行っては 住んでいたことがありました そこでは 庭にバナナができるとか 朝は鶏の声が聞こえて はたまた 夜の部屋天井にはヤモリ(トッケイ)が歩いているなんて生活してましたが ナツの弟たちが 急に「ピーの悪いの落とすからワットへ行こう」と 私が購入した日本製の車で ラオスとの国境近くメコン川流れる畔の お寺へ連れて行かれました 実際は 私もタイ語 ある程度は話せたが ピーだのワットだの 辞書で車中で調べて理解したくらいで 頼みの ナツに聞いても「ワット(寺)お詣りしに行く」しか言わないし そして 気になる ピー(おばけ)がなんの悪事をするのか または もうしているのかもわからず オブザーバーじゃないが ワットへ行き 京都観光気分で 訪れては 弟たち そして ナツが 柿色の僧衣の僧から 何やらまじないみたいのを受けるのを見物しては戻って来たのだが。。。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加