大切な彼氏

4/8
前へ
/1417ページ
次へ
康ちゃんの言葉には、説得力がある。 人間としてできているし尊敬するところだらけだった。 人を尊敬したのなんて、初めての事で。 元々わたしは結婚願望がさほどない。 でも、康ちゃんとはいつか結婚したいと思っていた。 康ちゃんが、最後の人であってほしいと思ってた。 _それぐらい、好きだった。 康ちゃんはたまに友達とさくらんぼに遊びに来る。 一回、 お客さんがいないのをいいことに私と浜野はラウンジに一番近い部屋で遊んでいた。 それはもう、凄い勢いで。 ノリノリすぎる程ノリノリで、頭を八の字に振りながら歌いまくっていた。 完全にテンションブチアゲで二人で大騒ぎ。 そんな時。
/1417ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加