サヨウナラ、北海道

88/106
前へ
/1417ページ
次へ
夜の世界に入り、吉川啓太という滅多にお目にかかれない類のおかしな人に人生を振り回されていた。 なんて人のせいにするのは簡単なわけで。 恨みの種なんて、探せば数えきれないほどあります。 永遠に吉川啓太を恨みながら生きていく方法だってあります。 だけど… このままじゃ自分が可哀想すぎるから… 黙ってこんな境遇を享受するよりも、できうる全ての事をやり、自分で自分を救い出そうという気持ちが芽生えました。
/1417ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加