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「ごめん、起こしたね」
「ん～…いま何時？」
目を擦りながらまだまだ寝足りなさそうな様子に、この一週間帰りが遅かったのを思い出す。
「16時すぎ」
「買い物行くって言ってなかったっけ？」
公輝が起き上がったのと同時にキッチンへ冷蔵庫の中を確認しに行く。
「そうそう、冷蔵庫の中もう空っぽで」
買い物は週末に一週間分の食材をまとめて買うことにしている。
公輝に車を出してもらえると助かるし、休みの日に常備菜を作って置けば平日に楽できる。
「あ、ついにヤっちゃったんだ。最初から見ていい？」
さっきまでわたしが見ていた連続ドラマの主演女優は、公輝が好きな芸能人で彼も毎週見ているけれど、今？
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