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『チャプンッ。モミモミッ』
『人の姿で入浴をするのは、思い出せない程に久し振りだが。毛皮のある狼の姿の際に入浴をするのとは、また違った心地よさがあると思う』
『あはは。あたしとしては毛皮モフモフと肉球プニプニが出来なくなったのは残念だけれど。こうしてモミモミさせてもらえるなら、楽しいから大歓迎♪』
本日の政務を終えて、ヨハンを除く全員で城館の大浴場で入浴をしているのですが。小人族のホビーは、長身の絶世の美女の姿になった狩猟神にお湯の中で膝の上に乗せてもらいながら、豊かな二つの膨らみの感触を堪能していますね。
「今まで勇者クリストファー様の御側に居る女性の中では、人間の私が一番豊かでしたのに…」
うん、聖女カタリナがお湯の中で何やら独り言を話していますね?。
『あはは。クリス、今日グルーノ女王国の使節団の代表の、カミラ・グルーノ王妹殿下から聞いた。グルーノ女王国の女王様の、カサンドラ・グルーノ女王陛下からの御誘いの事も。一応は聖女様に話しておいた方が良いんじゃない?』
会談の席に同席をしていたハーフエルフの女性であるマリアンヌの方を見ると。恋人のドワーフの女性であるアニーと並んでお湯に浸かっているマリアンヌも頷いたので。私は聖女カタリナの方を向いて、カミラ王妹殿下から聞いた、カサンドラ女王陛下からの御誘いに関する話を伝えると…。
『成る程。御話は判りました勇者クリストファー様。教えて頂けて御礼申し上げます』
私の話を聞いた聖女カタリナの反応は、レムリア王国の領主でもある、アルバート・フォン・テルモス子爵の息女としての冷静な物でしたね。
『グルーノ女王国と、鉄血騎士団では完全に男女で住み分けを行っていて。子作りの際には、グルーノ女王国で暮らす女性が。この男性の子種でなら孕んで子を産んでもよいと判断をした相手を選んで、夜を共にして肌を重ねている訳だな?。クリストファー・フォン・ソリュード伯爵』
白い長身の絶世の美女の姿の狩猟神の確認に、私は大浴場のお湯に浸かったまま頷いて。
『はい。その通りですね狩猟神。通常はグルーノ女王国の城壁の直ぐ外の砦に常駐をしている、鉄血騎士団から防衛の為に派遣をされている騎士の男性が、グルーノ女王国の女性の間では一番人気がありますね。カミラ王妹殿下も、ルートヴィヒ騎士隊長と今宵も子作りを行われているはずですからね』
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