第五章 不倫、倍返し

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私は会社の同僚と不倫をした。 はじめはお互いに自分の伴侶の愚痴大会だった。 かなりの泥酔に加えゲリラ豪雨が手伝って電車は止まるわタクシーは捕まらないわで帰れなくなりラブホテルに、行くことになった。 お互いに泥酔していた為、ラブホテルなんていう判断をし後々、後悔する。 「・・・っ!」 「ご主人との時も声出さないの?聴かせてよ、喘ぎ声。」 「っっっっっ!んっっっっ?あっん!」 「いいね。いつも仕事の時とのギャップがまたいい。身体の相性、合うよな。」 「ダメ、だよ。一夜限りにしよ。」 「一度も二度も同じだろ?」 ズルズルと繰り返す逢い引きに同僚と離れられなくなった。 そして。 バシッ! 「何してるの、お前。」 「・・・ごめんなさい・・・」 不倫がついに主人にバレた。 離婚までは怒涛の速さだった。 同僚は奥さんが妊娠していた為、離婚せず私との縁を切っただけ。 私は主人と離婚し、仕事を辞め、住んでいた場所にも居づらく引っ越して今の家に一人で住んでいる。 たった一瞬の気の緩みから人生が大きく悪い方へ向かった。
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