第三話 猛暑お見舞い申し上げます!

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第三話 猛暑お見舞い申し上げます!

 猛暑お見舞い申し上げます!    毎日、暑くてたまらない。今日もたまらず、スイッチオン!  「あ~~~、涼しい!」  扇風機くんのおかげで、ちょっと生き返った心地がする。  「扇風機くん、ありがとう! 君のおかげで、涼しくなれたよ! 僕が涼しくなれた分、君は暑かったろ? ゴメンね!」  僕は扇風機くんを団扇(うちわ)(あお)ぐ。  しばらくすると、また、猛烈に暑くなってきた!  今度は、クーラーくんのお世話になることに。 「クーラーくん、ありがとう! 君のおかげで、涼しくなれたよ! 僕が涼しくなれた分、君は暑かったろ? ゴメンね!」  僕はクーラーくんを団扇で扇ぐ。 「団扇くん、ありがとう! 君のおかげで、扇風機くんとクーラーくんが涼しくなれたよ! その分、君は暑かったろ? ゴメンね!」  僕は団扇くんを右手に持ち、左手の扇子(せんす)で団扇くんを扇いだ。 「扇子くん、ありがとう! 君のおかげで、団扇くんが涼しくなれたよ! その分、君は暑かったろ? ゴメンね!」  僕は扇子くんに、フーフー息を吹き掛けた。  すると、扇子くんが、僕にひとこと、 「息、(くせ)ぇ~!」 「あ、ゴメン! ゴメン!」 と、謝ってたら、目が覚めた!  歯を磨いて、今日も一日が始まる!
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