ご主人様にご褒美を

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*** 着いたかと思えば社長は私の手を取り歩き出した。 目の前には大きな家があり、社長は中に入ると靴を脱いで足を進めた。 付いていくようにして歩くとソファに座らせられ隣からギュッと抱き締められた。驚いていると、私の耳元で話し始める。 「ご主人様・・・今日は帰したくありません」 「し、社長!?」 「奴隷としても、男としても、ですよ?ご主人様をこんな時間に家に連れてきた理由・・・分かりますよね?」 チュッと耳朶にキスされ身体が震えた。 奴隷なら大人しくしてれば良いのに・・・! 顔中に熱が集まるのが分かり、社長の身体を押し返すと社長は犬のようにシュンとしてしった。 犬みたいな顔をしていないのに性格だけは犬みたいで対応に困ってしまう。どうすれば、良いのかと考えていると社長はフワッと私の身体を持ちあげて歩き始めた。
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