180人が本棚に入れています
本棚に追加
***
少しして社長は部屋に戻って来ると私の頬に濡れたタオルを当ててきた。
わざわざ、行ってきて・・・くれたんだ。
イケメンにここまでされて私は幸せ者だと思うが、それでも奴隷は無理だ。ちゃんと、断らないとずっとこんな事をされてたら目立ってしまう。
「社長、大袈裟ですって」
「良いですか、ご主人様。腫れと言うのは酷くなるんです。大事な大事な、ご主人様の顔に傷がつくなんて・・・耐えられません」
社長を見ていると犬を思い出す。
柴犬とかシベリアンハスキーみたいな、主人に忠実な犬を思い出す。
最初のコメントを投稿しよう!