180人が本棚に入れています
本棚に追加
「し、社長?」
「ご主人様は私の為に走ってくださりましたから、ご褒美でもあげようかと」
「え!?」
嫌な予感がして断ろうと思ったが、今は社長と少しでも長く居たくて頷くと社長は満足そうな顔で車を出した。
どこに行くのだろうと思っていると社長は、隣に座っていた私の視線に気付いたのか微笑みかけてくれた。
「行き場所は秘密ですよ」
「は、はい」
犬みたいな社長さんは、いつもより大人びて見えて私の胸は、また騒ぎ出した。
最初のコメントを投稿しよう!