小さな嫉妬の代償

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ピチャッ 静かな室内に響くリップ音。 あ、ヤバイ。 と直感的にそう思った時には、もう遅かった。 テレビに飽きた私は、ベッドにうつ伏せのまま携帯ゲームをしていた。 そしたら、いつの間にか私の背中の上に、宏実さんが馬乗りのような姿勢で乗っていた。 さっきまで普通に会話していたはずだ。 それなのに、急に静かになった事に 気付いて振り向こうと思ったら、 すでに身動きが取れなくなっていた。
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