~吸血鬼と人間~

1/6
前へ
/266ページ
次へ

~吸血鬼と人間~

神「ってことはお前は人間界から来たわけか・・・」 亜「うん。っていうか・・・神威も吸血鬼な・・わけ?」 神「当たり前だろ」 ひぇ~ 亜美は座っていたソファーから立ち上がり すかさず部屋の隅に逃げ去った 神「ハァ・・・・何やってんだお前は」 神威が深いため息をもらす 亜「だだだって吸血鬼っていったら 人間を襲って生き血を飲むんでしょ・・・ 私襲われたらやだし・・・痛いのやだし・・・」 亜美は部屋の隅で身をかがめて震えていた 神「・・・・とりあえず座れ」 亜「やだ怖いもん!!」 神「ハァ・・・・聞かねぇと襲うぞ。ギロッ」 神威は亜美を睨みつけた 亜美はすかさずソファーに戻りちょこんと座る 神威・・・怖い ((゚Д゚ll)) 神「なんか勘違いしてるみてぇだから、 お前に俺たちの話しをしてやるよ。」 亜「勘違い・・・?」 神「ああ・・・。吸血鬼には階級があってな、 純血種の皇族・次に貴族・民族・餓鬼がいる。 吸血鬼は確かに生き血を生存食にする生き物だが 基本は血液タブレットによる補給・または家族・恋人同士の吸血で生きている。だからお前が想像するようなむやみに人間をおそって 生き血を啜るのはTabooなんだ。 まぁ中にはそーいう奴もいなくはねぇがな・・・ 下級レベルに堕ちた餓鬼がそうだ。 そいつらを管理するのも 上級レベルの皇族や貴族の役目だ」 亜「そうだったんだ・・・知らなかった」
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加