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「神威様、、大丈夫ですか?」
葵が神威の左肩をみると
血が止まる様子もなく滲みでていた
本来なら吸血鬼の回復力は早いものだが
ハンターの武器でできた傷は
回復するのに時間がかかるのだ
「くっ、、」
苦痛に歪む神威の顔を
昴は口角を上げて見ていた
一触即発の状態に貴族の1人が攻撃をしかけようとした
カチャッ
その瞬間、ハンター達の銃口が神威達にむけられた
「やめろ、、」
神威が制止する
「しかし!神威様!このままでは
あいつらの!」
「黙れ、、」
神威の鋭い視線に貴族は口篭る
「今日はもうお開きだね クスッ」
昴はハンター達に手で合図をおくると
銃口は降ろされた
「唖瑠斗、、神威様を屋敷へ」
葵が唖瑠斗に支持すると唖瑠斗は神威の腕を肩にかけ、神威を立ち上がらせると黒い霧に包まれその場から消えた
「昴様、、失礼いたします」
葵は昴に一礼すると、貴族共々消えていった
「協会長、、逃して良かったんですか?」
「焦る必要はないからね、、こっちにあの
姫様がいる以上、吸血鬼どもは手を出せないからな、、」
昴はそういうと
ハンター達をまとめ、夜会を後にしたのだった
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