悲しみの愛の果て～***～

～プロローグ～

うざい･･･
さっきからうざすぎる
なんだこいつらは･･･
毎日毎日むしずがはしる

『あ゛～うぜぇぇんだよ!!』

ドカッ！!

俺は目の前にある書類がやまずみになっていた机を蹴飛ばした

書類はﾋﾗﾋﾗ宙を舞う

『へっ陛下!!次期皇帝陛下ともあろう方がなんですか!!陛下はいつもいつも････ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』

また小言が始まりやがった･･･
こいつの小言は長いんだよなぁ～･･･

つまんねぇなぁ～
毎日毎日こんな紙切れに刻印ばっかじゃ当たり前かぁ

俺はもっと刺激が欲しいんだよ

『陛下!!聞いておられるのですか!!』

『うっせぇなぁ･･･聞いてねぇよ!!俺は部屋に行くからなぁ』

こんな小言に付き合ってらんねぇよ

ここは魔界帝国
吸血鬼の世界だ

俺は帝国の次期皇帝
一応この国を治める偉い吸血鬼の一人

自分でいうのもなんだが
頭脳･魔力･容赦･すべてにおいて完璧

名前は神を威るものと書いて神威(ｶﾑｲ)